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Stable Diffusion(SD)強調・重み・指定の調整|括弧の使い方と効かないときの直し方
基本・補正

Stable Diffusion(SD)強調・重み・指定の調整
括弧の使い方と効かないときの直し方


出したい要素が弱い、特定の色や小物が強すぎる、指定を増やしたら崩れた。そんなときのために、重みの書式と入力の整理例をまとめました。数値は比較用の例で、どのモデルにも共通する最適値ではありません。 全53件の書式・調整例を日本語・英語で検索できます。

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この辞典の使い分け

基本例はA1111の通常の強調処理と、ComfyUI標準のSD系CLIP Text Encodeを想定しています。使用するモデル・ノード・拡張機能によって解釈が変わります。まず通常の入力と比べ、重みは変えたい語句だけに付けます。

使う環境と書式を確認

A1111・通常の強調処理

(word:1.2) / (word:0.9)

丸括弧で数値指定。角括弧は弱化、BREAKや途中切り替えは別機能です。設定や拡張で処理が変わる場合があります。

ComfyUI・標準のSD系CLIP Text Encode

(word:1.2) / (word:0.9)

数値と丸括弧を使います。A1111との係数が同じでも、画像や内部処理が同じになるとは限りません。

Diffusers・コードから利用

対応する埋め込み生成を使用

重み付きテキストを処理してprompt_embeds等に渡す方法が公式に案内されています。文字列への括弧追加だけとは区別します。

その他のサービス・カスタムノード

各環境の書式を確認

見た目が似た入力欄でも、記号の解釈は同じとは限りません。

係数は描写の成功率や大きさの倍率ではありません。同じ数値でもモデルと処理方式が変われば結果は変わります。入れ子の括弧と数値の混在は避け、まず単純な1組の括弧で比較してください。

一つずつ変えて比べる入力例

丸括弧の数値指定に対応する環境用です。同じ設定で、変えたい箇所だけを差し替えて比較します。

比較の基準・重みなし

adult woman, solo, portrait, blue eyes

モデル・Seed・画像サイズ・Sampler・Steps・CFGを揃えて保存します。

同じ入力で目だけ1.1

adult woman, solo, portrait, (blue eyes:1.1)

基準から変えるのは目の重みだけです。

同じ入力で目だけ1.2

adult woman, solo, portrait, (blue eyes:1.2)

1.1で十分なら上げる必要はありません。

同じ入力で目だけ0.9

adult woman, solo, portrait, (blue eyes:0.9)

色の指定が強い場合に、弱めた結果も比較します。

上着だけを調整

adult woman, solo, (white blouse:1.2), navy skirt

服全体を囲まず、変えたい部分を限定する例です。

衣装一式をまとめる

adult woman, solo, (white blouse, navy skirt:1.2)

上着とスカートを同じ括弧内に入れた例です。

小物を一つ強める

adult woman, solo, portrait, (glasses:1.2)

眼鏡が出るかと、形が自然かは分けて確認します。

背景の指定を調整

adult woman, solo, (library interior:1.2)

場所の語を絞ったうえで重みを試します。

全身を優先する

adult woman, solo, (full body:1.2), garden

接写指定を外し、画像の縦横比も合わせて確認します。

照明の主張を抑える

adult woman, solo, portrait, (dramatic lighting:0.8)

CFGまで同時に変えず、照明語だけで比較します。

表情を言い換える

adult woman, solo, portrait, closed-mouth smile

重みを増やす前に、口の開閉まで含めた表現へ置き換える例です。

色と対象を組にする

adult woman, solo, red dress, blue eyes

色の取り違えがあるときの整理例。厳密な割り当てを保証しません。

入力の組み立て例です。特定モデルでの生成結果を保証するサンプルではありません。使用するモデルや設定に合わせて調整してください。

重みの基本・強める・弱める

数値で調整する

日本語プロンプト使い分けコピー
重みなしの基準blue eyesまず数値なしで生成し、比較の基準にします。
通常の重みを明示(blue eyes:1.0)1.0を基準にする数値書式です。
少し強める(blue eyes:1.1)比較の出発点。青さや成功率が10%増えるという意味ではありません。
強調して比較する(blue eyes:1.2)1.0の画像と見比べ、必要な差が出たかを確認します。
さらに強めて比較する(blue eyes:1.4)1.2で不足するときの比較候補。最適値ではありません。
少し弱める(blue eyes:0.9)青い目の指定は残し、影響を弱める候補です。
弱めて比較する(blue eyes:0.7)目の色を指定しない状態とも比較します。除去命令ではありません。

丸括弧の省略形

日本語プロンプト使い分けコピー
丸括弧1組(blue eyes)A1111とComfyUI標準のSD系CLIP処理では通常1.1の強調です。
丸括弧2組((blue eyes))通常1.1×1.1=1.21。単純な括弧の入れ子の例です。
丸括弧3組(((blue eyes)))通常1.331。深い入れ子より数値指定の方が後から確認しやすくなります。

強調する範囲・個別指定

語句とまとまり

日本語プロンプト使い分けコピー
色と対象を一緒に強調(red dress:1.2)redだけでなくdressまで囲み、何を赤くするかを含めます。
衣装一式をまとめる(white blouse, navy skirt:1.2)括弧内の2要素をまとめて扱う例です。
上着だけ強調(white blouse:1.2), navy skirtスカートの重みを変えず、ブラウスを調整します。
衣装を別々に調整(white blouse:1.2), (navy skirt:0.9)2か所を別々に調整できる書式。比較時は片方ずつ変えます。
髪と目を分ける(black hair:1.1), (blue eyes:1.2)色が混ざる場合は重みを上げる前に、色と部位の組を整理します。

背景・光とのバランス

日本語プロンプト使い分けコピー
背景のまとまりを強調(garden, flowers, trees:1.2)背景一式を囲む例。人物と背景を空間的に分離する機能ではありません。
光だけ弱めるportrait, (dramatic lighting:0.8)人物中心の構図を残して照明の指定を弱める候補です。
装飾だけ弱めるdress, (lace trim:0.8)ドレス自体を弱めず、レースの指定を調整します。
主題を残して補助語を減らすportrait, soft lighting重みや形容をいったん外し、短い入力へ戻す例です。

人物・服装・小物の調整

顔・髪・表情

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髪型を強める(ponytail:1.2)髪色などの指定はそのままに、髪型だけ比較します。
長い髪を強める(long hair:1.2)short hairなど競合する長さの語が残っていないか先に確認します。
笑顔を強める(smile:1.2)口が開きすぎる場合は数値を下げるか表情語を変更します。
カメラ目線を強める(looking at viewer:1.2)looking awayとの競合を解いてから比較します。
そばかすを弱める(freckles:0.8)残したいが目立ちすぎる場合の候補です。

服装・小物

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ニットを強める(ribbed sweater:1.2)衣装の種類と表面の編み目を含む語句です。
ジャケットを強める(leather jacket:1.2)別の上着指定が残っている場合は先に整理します。
メガネを強める(glasses:1.2)小物の存在を狙う例。形状の正確さは別に確認します。
帽子を弱める(hat:0.8)帽子を消す指定ではありません。不要なら正の入力から外します。
衣装群を1.4で試す(white blouse, navy skirt:1.4)1.2との比較用。衣装全体をまとめて強める例です。

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構図・背景・描写の調整

構図と背景

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全身を強める(full body:1.2)close-upとの競合を解き、縦横比と足先も確認します。
接写を強める(close-up:1.2)顔を主役にする候補。全身姿勢の語を重ねすぎないようにします。
横顔を強める(profile:1.2)正面指定や強いカメラ目線が残っていないか確認します。
背景の場所を強める(library interior:1.2)屋外など競合する場所を先に除きます。
夕焼けを弱める(sunset:0.8)色かぶりが強い場合の比較候補。照明語も確認します。

画風・光・ぼけ

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線画を強める(lineart:1.2)線を見せる意図の例です。画風やモデルによって変化が異なります。
水彩の指定を弱める(watercolor:0.8)水彩感を残して減らす例。油絵風など別の画材指定とは分けます。
逆光を強める(backlighting:1.2)主役の形だけでなく顔の暗さも確認します。
背景ぼけを弱める(background blur:0.8)背景を読みたいときの比較候補です。deep focusなどと競合させないようにします。

重みを上げる前の指定整理

対象を明確にする

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赤い服と青い目red dress, blue eyesred, blueだけを並べず、色と対象を隣接させます。
一人と一つの服装adult woman, solo, white blouse複数の人物・衣装指定をいったん減らす出発点です。
眼鏡を外した基準adult woman, solo, portraitglassesを正の入力から外した比較例。眼鏡が必ず消えるとは限りません。
全身と背景を短く指定adult woman, full body, garden接写・屋内など競合する指定を減らした例です。

語を増やす前に言い換える

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穏やかな笑顔gentle smile強いsmileをさらに加重する前に、欲しい表情へ言い換えます。
口を閉じた笑顔closed-mouth smile口の開閉を含めて意図を伝える候補です。
簡素な背景simple background複雑な場所の語を重ねる前に、背景を短く整理します。
無地のシャツplain shirt細かい装飾が不要なら服の説明自体を変更する候補です。

A1111固有の書式・混同しやすい記号

角括弧と区切り

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角括弧で弱める・A1111[blue eyes]通常1÷1.1≒0.909。ComfyUI標準の弱化書式として使い回しません。
二重角括弧・A1111[[blue eyes]]通常1÷1.21≒0.826。数値を明示するなら丸括弧を使います。
チャンクを分ける・A1111adult woman, white blouse BREAK garden, flowersBREAKは大文字。人物や色を確実に分離する区画指定ではありません。
括弧を文字として渡すdesign \(draft\)バックスラッシュで丸括弧をエスケープする例。強調ではなく文字として扱います。

生成途中の切り替え・A1111

日本語プロンプト使い分けコピー
途中で衣装色を切り替える[red dress:blue dress:0.5]基本生成の途中で前半から後半の指定へ切り替える例。重み0.5ではありません。
途中から小物を追加する[glasses:0.5]基本生成の途中から追加する書式。弱化0.5と混同しないようにします。
途中で小物を外す[hat::0.5]基本生成の途中でhatの条件を外す例。描かれた帽子の完全消去を保証しません。

指定が効かないときの確認順

数値を上げても変わらない
括弧が半角か、コロンと閉じ括弧があるか、使用ノードがその書式を読むかを確認。次に短い入力で同じ要素だけを比較します。
色が別の部位にも移る
redだけでなくred dressのように対象まで含めます。似た色の指定を一度減らし、残る場合は領域指定や部分編集を検討します。
狙った服が出ない
別の服装語やスタイルに含まれる衣装指定を確認。白いブラウスが欲しいなら、ドレスやジャケットの指定を重ねない出発点で試します。
画像が硬い・色が強すぎる
直前に加えた重みを1.0へ戻して比較。改善したら小さな係数へ戻します。CFGやLoRAも同時に変えた場合は、一つずつ元へ戻します。
長い入力で指定を見失う
主役・服装・構図・背景・光の順に整理し、似た形容の重複を減らします。前へ移せば必ず強くなる、BREAKで必ず分離できる、と考えないようにします。
弱めても不要な物が残る
0.7などは除去命令ではありません。正の入力からその物を外した基準を作り、ネガティブ欄に入れる場合は別の変更として比較します。
構図だけ変わらない
接写と全身、正面と横顔などの競合を解きます。縦横比や参照画像の影響も確認し、重みだけで位置や姿勢を固定しようとしないようにします。
一枚だけ成功して安定しない
最初は固定Seedで差を確認し、採用前に複数Seedで比較します。モデルやVAE、追加処理も含めて記録し、完全再現を係数だけに期待しないようにします。

A1111の途中切り替え例は通常の基本生成を想定しています。Hires. fixなどの2段階生成ではパスごとの扱いが変わるため、まず追加処理を外して書式を確認してください。

選び方と調整のポイント

  1. 元の入力を保存し、同じモデル・Seed・画像サイズ・Sampler・Steps・CFGで比較します。
  2. 競合語と重複した説明を整理してから、1か所だけ重みを変えます。1.0→1.1→1.2など、小さな差から確認します。
  3. 狙った変化が出たら、複数のSeedでも確認します。重みで改善しなければ、言い換え・構図・モデルの適性を見直します。

よくある質問

1.2なら20%強く描かれますか?

重みは入力側の処理に使う係数です。大きさ・色の濃さ・出現率が20%増えるという意味ではありません。画像で見比べて判断してください。

重みはいくつまで上げてよいですか?

全環境に共通する最適値や推奨上限はありません。この記事では小さな差から比較します。色や輪郭が崩れたら基準に戻し、指定の競合や言葉の選び方を確認します。

0にすれば対象は消えますか?

重み0は対象の消去命令ではありません。不要な要素はまず正の入力から外し、必要なら対応環境のネガティブ欄や部分編集を検討します。

CFG・LoRAの重みも同じですか?

別の調整です。語句の重みは一部のテキスト条件、CFGは生成時のガイダンス、LoRAの強度は追加モデルの影響に関わります。原因が分からなくなるので同時に変更しません。

A1111の角括弧はComfyUIでも使えますか?

ComfyUI標準のSD系CLIP処理では、弱めたい場合は(語句:0.9)のように数値を使います。A1111の角括弧・BREAK・途中切り替えをそのまま同じ機能として扱わず、ノードの仕様を確認してください。

ネガティブにも重みを付けられますか?

重み付きネガティブに対応する環境では可能です。ただし弱いポジティブとネガティブは別です。例えば不要なglassesはネガティブ欄へ入れ、正の入力に残したまま両方の重みを上げないようにします。

括弧を使えばどのサービスでも効きますか?

共通仕様ではありません。Diffusersの標準的なprompt文字列に貼るだけでA1111の解析が追加されるわけではなく、対応した埋め込み生成などが必要です。サービスやモデル、ノードの書式を確認します。

掲載例は生成して検証したものですか?

書式と組み立て方を説明する入力例です。特定モデルでの画像比較を済ませた再現レシピではありません。サムネイルも重みの比較結果を示す画像ではありません。

A1111公式:強調・BREAK・プロンプト編集

書式の確認:ComfyUI:CLIP Text EncodeComfyUI:標準CLIPの解析処理Diffusers:Prompt weightingA1111:解析処理ComfyUI:KSampler

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